公立文化施設の廃止をめぐる議論にみる齟齬

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タイトル別名
  • 秋吉台国際芸術村の事例

抄録

<p>2019年、山口県が文化施設「秋吉台国際芸術村」の廃止を検討していることを発表した。しかしながらそれは頓挫し、結論が出ないまま現在も運営を続けている。廃止をめぐる議論が進展しない要因を検証するにあたり、施設の設置目的と設計コンセプトに着眼した。また、県の声明、知事の発言、廃止反対の意見、設立経緯や事業内容を検証した。その結果、施設の設置目的と設計コンセプトが人々に正しく提示されていないことが分かり、それにより施設の実態に対する様々な解釈の齟齬が発生していることを確認した。</p>

収録刊行物

  • 文化経済学

    文化経済学 21 (1), 67-77, 2024-03-31

    文化経済学会〈日本〉

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299673817101952
  • DOI
    10.11195/jace.21.1_67
  • ISSN
    18842208
    13441442
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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