当科で経験した前庭性発作症, 前庭性発作症疑い8症例の検討

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タイトル別名
  • A Review of 8 Cases of Vestibular Paroxysmia and Probable Vestibular Paroxysmia
  • トウ カ デ ケイケン シタ ゼンテイセイ ホッサショウ,ゼンテイセイ ホッサショウ ウタガイ 8 ショウレイ ノ ケントウ

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抄録

<p> 前庭性発作症 vestibular paroxysmia (VP) は短時間の発作性めまいを来すまれな疾患である. 本邦では第 Ⅷ 脳神経血管圧迫症候群をより狭義にした VP の報告は極めて少ない. 当科めまい専門外来を2020年11月~2022年4月に受診した VP, probable VP8例について文献的考察を交えて報告する. 発作は回転性めまいが多く, 主に動作により誘発・増悪していた. 評価可能な全例で第 Ⅷ 脳神経の神経血管圧迫所見を認めた. カルバマゼピンは VP 全例で奏功していたが, probable VP 例では効果判定は困難であった. VP は臨床症状から比較的容易に診断ができ, 治療成績が良好なため早期診断が望まれる.</p>

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参考文献 (13)*注記

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