視覚・嗅覚器の自律神経制御
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- 内田 さえ
- 東京都健康長寿医療センター研究所自律神経機能研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Autonomic control of the visual and olfactory organs
抄録
<p>視覚器において副交感神経は,瞳孔の縮小,毛様体筋の緊張,脈絡膜血流の増加,涙液分泌を起こす.これらの反応には,アセチルコリン(ACh)のM3受容体,一酸化窒素(NO),血管作動性腸ペプチド(VIP)が関与する.視覚器において交感神経はα受容体を介して瞳孔の散大,脈絡膜血流の減少,涙液の軽度な分泌を起こす.嗅覚器において,副交感神経は粘液分泌の促進,粘膜の血流増加に関わる.交感神経は粘膜の血流減少に関わる.嗅細胞では副交感神経と交感神経はともに匂い応答を亢進させる可能性が示唆されている.嗅球の匂い応答性の血流増加反応は,α4β2ニコチン性ACh受容体の活性化により増大することが見出されている.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 61 (1), 57-62, 2024
日本自律神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299682763648768
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可