Azacitidine・venetoclax併用「7+7療法」の安全性と有効性についての検討

書誌事項

タイトル別名
  • Safety and efficacy of 7-day administration of azacitidine and venetoclax combination therapy (7+7 therapy)

抄録

<p>急性骨髄性白血病は強力化学療法を実施できない患者においては予後不良な疾患である。Azacitidineとvenetoclax併用療法は,強力化学療法を行えない患者においても高い奏効率と寛解率が報告されている。しかし,治療後に骨髄抑制が遷延することが多く,感染症を合併することも珍しくない。骨髄抑制が強い場合は,用量漸減することが多いが,その方法などについてはまだ明確となっていない。当院では,標準的にazacitidineとvenetoclax併用療法で導入療法を行い,芽球が20%以下となった場合には,次コースからvenetoclaxを7日間に短縮する7+7治療を行った。19例に行い,年齢中央値は80歳,MLFS以上の奏効率は100%,CR57.9%,CRc(CR+CRi)78.8%,OS中央値693日,PFS中央値458日,前治療なしの症例ではOS中央値未到達であった。7+7治療は高い有効性と忍容性をもつ治療であると考えられた。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 65 (3), 135-141, 2024

    一般社団法人 日本血液学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299693914206464
  • DOI
    10.11406/rinketsu.65.135
  • ISSN
    18820824
    04851439
  • PubMed
    38569855
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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