膠原病患者の教壇に立つ経験についての語り

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タイトル別名
  • The Experience of Patients with Connective Tissue Disease Sharing Their Experience with Nursing Students
  • コウゲンビョウ カンジャ ノ キョウダン ニ タツ ケイケン ニ ツイテ ノ カタリ

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抄録

本研究は、膠原病患者が教壇に立つ経験について明らかにし、この経験が本人にどのような影響を与えているのか、また、どのような支援を求めているのかについて検討した。インタビュー調査の結果、【話の内容をまとめる時の振り返り】【教壇に立っている時の経験】【教壇に立つ時の難しさと試行錯誤】【教壇に立つにあたって求める支援と要望】【患者会としての教壇に立つ活動の課題】の5つの大カテゴリーが明らかになり、対象者は、教壇に立つために自身の経験を振り返ることで、疾患や治療を含め自身への気づきを得ている一方、経験を振り返ることの辛さを感じる場合もあり、教壇に立つ活動の意味を模索しながら活動していることが明らかになった。医療者は、教壇に立つことによる対象者の心身への影響を理解し、教壇に立つ活動を支援していく方法を検討する必要があると示唆された。

収録刊行物

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 30 (1), 47-54, 2024-03-31

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299693922085248
  • NII書誌ID
    AN1048165X
  • DOI
    10.18910/94629
  • ISSN
    21898820
  • HANDLE
    11094/94629
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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