終末期維持血液透析患者の医療・ケア方針の検討に関わる看護実践の関連要因の検討

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タイトル別名
  • Study of Factors Relevant to Nursing Practice for Treatment and Care Policies for Terminal-Stage Patients on Maintenance Hemodialysis

抄録

<p>【 目的】 終末期維持血液透析患者の医療・ケア方針の検討に関わる看護実践の関連要因を明らかにする.</p><p>【 方法】 全国の維持血液透析実施施設のうち,日本透析医学会の認定施設,教育関連施設より無作為に抽出した500施設の透析部門に勤務する看護師各4名,計2000名を対象に質問紙調査およびWeb調査を実施した.因果関係モデルのデータへの適合性を構造方程式モデリングにより検討した.</p><p>【 結果】 立案した因果関係モデルの適合度は,RMSEA=0.035, CFI=0.938であり,統計学的許容水準を満たした.終末期維持血液透析患者の医療・ケア方針の検討に関わる看護実践尺度(以下,NPTCP)に対する組織市民行動,倫理に関する知識,部署の組織風土,看護実践の困難さに対するNPTCPは有意なパスを示した.</p><p>【 結論】 NPTCPの関連要因は,組織市民行動,倫理に関する知識,病棟の組織風土であった.これらの関連因子を高めることで,終末期維持血液透析患者が自分らしく最期まで生ききることに寄与すると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299705003842048
  • DOI
    10.57506/jseolc.080101
  • ISSN
    27583570
    24332763
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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