理学療法士養成校における留年・中途退学の現状と対策

DOI
  • 亀野 純
    学校法人摺河学園 姫路ハーベスト医療福祉専門学校

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of Grade Retention and Dropout in Physical Therapist Training Schools and Effective Countermeasures
  • - Based on a Survey of Teaching Staff of Three-year Training Schools
  • ~3年制専門学校の教員調査の結果から~

抄録

<p>目的:理学療法士養成校の留年と中途退学の抑制につながる取り組みを明らかにするために「効果のある専門学校」論という新たな理論的枠組みを構築し,それを構成する要素の有効性を検証することを目的とした。対象:3年制専門学校理学療法学科81校の管理職と専任教員を対象とした。方法:質問紙調査で各養成校の現状と取り組みの状況について確認し,取り組みで成果を上げている養成校の管理職と専任教員にインタビュー調査を実施した。結果:t検定の結果,「効果のある専門学校」論の「教員間のチームワーク」・「多様な授業形態を用いた授業づくり」・「教育への強い関心」・「積極的な教育に関する取り組み」の4項目において,実施校と未実施校で有意差が認められた。考察:留年の抑制には管理職への相談,教員の自己研鑽,授業づくりが有効であり,中途退学の抑制には,1年次のクラス運営と学生間で生じている学力差の克服に努めることが有効と考えられる。</p>

収録刊行物

  • 理学療法教育

    理学療法教育 4 (1), 1_17-1_30, 2024-04-01

    一般社団法人 日本理学療法教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299705004002048
  • DOI
    10.57356/jpte.4.1_1_17
  • ISSN
    24368008
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ