書誌事項
- タイトル別名
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- Linearly polarized reflectarray and circular-polarization conversion reflectarray suppressing beam shift
- ビーム シフト オ ヨクセイ スル チョクセン ヘンパ オヨビ エンヘンパ ヘンカン リフレクトアレー
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抄録
本論文では, リフレクトアレーの開口面上において,各素子の配置される位置に応じて,周波数に対する反射位相量が適切な傾きを持つ直線となるように各素子の設計を行い,設計周波数以外でも開口面の位相分布を一様にすることで,設計帯域内でビームシフト抑制が可能なことを示す.そして,このような条件を満たす共振素子を遺伝的アルゴリズムにより設計し,その素子を用いてビームシフトを抑制した直線偏波及び円偏波変換リフレクトアレーを提案する.さらに,円偏波変換素子は8GHzから12GHzまでの周波数帯域で,二つの直交する直線偏波間で概ね90±20度の反射位相差に抑え,良好な直線-円偏波変換特性が得られている.設計例として,オフセット給電リフレクトアレーを示し,数値的,実験的評価を行った.その結果,主ビーム方向のビームシフトは,9GHzから11 GHzまでの周波数帯域で0.5度以下に抑えることができ,従来の1/10以下に小さくできることを確認している.また,円偏波変換リフレクトアレーにおいても,ビームシフトを抑制し,8GHzから12GHzまでの周波数帯域にわたって軸比を2以下にでき良好な特性が得られた.
収録刊行物
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- 同志社大学ハリス理化学研究報告
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同志社大学ハリス理化学研究報告 65 (1), 31-40, 2024-04
同志社大学ハリス理化学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299749788941312
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- NII書誌ID
- AA12716107
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- ISSN
- 21895937
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可