脱中心化を原理とした協働的な学びを評価する社会科学習評価の開発 : 中学校社会科地理的分野単元「中国・四国地方」を事例に

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  • Development of a Social Studies Learning Assessment to Evaluate Collaborative Learning Based on the Principle of De-centering : A case study of the geographical unit "Chugoku/Shikoku Region" in junior high school social studies

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抄録

「対話的」「協働的」な学びへの取組が謳われている。いわゆる,相互構成的な学びである。しかし,学習評価の現状はこれに反していると言わざるを得ない。なぜなら,個に還元する評価が自明とされているからである。学びの現状と学習評価の現状が,齟齬をきたしているのである。そこで,脱中心化へと原理の転換を図りたい。他者や環境との関係を重視する脱中心化を原理とした社会科授業を構想することにより,「対話的」「協働的」な学びそのものの評価が可能となった。また,集団及び個としての二重の主体を生きている個の評価も,集団への貢献を視点に,新たに評価可能であることが事例を通して明らかとなった。

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