Scoping review of ICT use among community-dwelling older adults implementing social participation

DOI
  • NAKAHARA Keita
    Kansai University of Welfare Sciences, Department of Rehabilitation Osaka Metropolitan University Graduate School of Rehabilitation Science Department of Occupational Therapy
  • YAMAMOTO Tatsuya
    Kansai University of Welfare Sciences, Department of Rehabilitation Hiroshima University Graduate School of Biomedical and Health Sciences
  • YOKOI Katsushi
    Osaka Metropolitan University, Graduate School of Rehabilitation Science

Bibliographic Information

Other Title
  • 社会参加をしている地域在住高齢者におけるICTコミュニケーションの種類とその効果に関するスコーピングレビュー

Abstract

<p>高齢者に社会参加を促進することは,死亡率の低下や健康寿命の延伸,精神心理的な側面に良好な影響を及ぼす。リハビリテーション職は,社会参加の場に参画することを求められているが,積極的な参加が困難な現状である。この課題に対して,ICTが解決する可能性がある。しかし,どのようなICTコミュニケーションが対面での社会参加を促進し,その効果についてまとめたレビューは行われていない。そこで,本研究の目的は,高齢者のICTコミュニケーション活用方法について確認し,社会参加の促進による様々な影響要因について明らかにすることである。研究デザインは,スコーピングレビューを実施した。検索キーワードは,高齢者,社会参加,情報科学,コミュニケーション,相互交流などのMeshタームを使用し,PubMed,Scopus,Web of Science,ProQuestの4つのデータベースを使用した。574編の研究のうち,対象となった論文は18編であった。社会参加の対象者は家族・親類であり,種類は特定の活動を指定しない対面での交流であった。また,社会参加の評価は,頻度や時間のような客観的な評価が多数を占めた。ICTコミュニケーションは,ハードウェアとソフトウェアのどちらも具体的に指定していない研究が散見された。効果は,認知機能低下の予防,ソーシャルネットワークの拡大,孤独感の減少であった。今後,通いの場を利用している高齢者に対するICTコミュニケーションを活用した研究が必要である。</p>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390299826873864832
  • DOI
    10.57270/jgts.2023_013_oa
  • ISSN
    2436908X
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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