新時代の認知症医療における作業療法士の役割と期待

DOI
  • 池田 学
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室
  • 石丸 大貴
    大阪大学医学部附属病院医療技術部
  • 永田 優馬
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室
  • 香月 邦彦
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室
  • 堀田 牧
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室

書誌事項

タイトル別名
  • The role and expectations of OT in the new era of dementia care

抄録

<p>2023年6月に成立した認知症基本法では,認知症の人が地域において他の人と共生することの重要性が強調されるとともに,認知症の予防,診断・治療・リハビリテーション等に関する研究成果を普及・活用・発展させるという基本理念が示されている.今後,本法律の理念に沿った地域での生活支援に,科学的な介入や環境調整が実施できる作業療法士(以下,OT)の役割は重要である.また,同年9月には本邦で初めてアルツハイマー病に対する疾患修飾薬レカネマブの製造販売が承認されたが,今後超早期診断が加速し,就労支援や自立した生活の維持のための支援が認知症治療の大きな流れになることが予想される.多職種チームによる疾患特徴に基づく介入の中心的な役割を果たす専門職としてのOTに対する期待は大きい.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 43 (2), 171-175, 2024-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299826874729216
  • DOI
    10.32178/jotr.43.2_171
  • ISSN
    24344419
    02894920
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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