4歳児の子どもたちがタングラム遊びに挑戦した実践報告 : 実践報告

抄録

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境川保育園では月に一度全クラスの子どもたちが集まり,その月に誕生した子どもたちをお祝いする誕生会を開いている。毎月の誕生会には担当保育士がいて担当保育士は,子ども達に出し物(表現遊び)のプレゼントをしている。誕生会の保育士の出し物(表現遊び)のねらいは,子どもたちの遊びや想像力や好奇心を刺激して,子どもたちが,保育士の出し物(表現遊び)を見た後に,模倣して遊んだり,担任以外の他クラスの保育士に関心を持ったり,親しみを持ち関わろうとすることである。パネルシアターや手品,クイズ等の出し物(表現遊び)がある中で,廃材の段ボールを丸や四角や三角等に切りその形を3人の先生で,組み合わせる事によって葉っぱやケーキ等のひとつの形を作るタングラムという出し物(表現遊び)があった。初めてタングラムを見た4歳児の子ども達の目は輝いていて,「やってみたい」「おもしろそう」「やりたい」「すごい」等の声が聞こえてきた。上下左右の組み合わせが大人でも難しい遊びが,4歳児の子どもたちに出来るのか,どのように進めていこうか不安であったが,ねらい通りに子どもたちが,肯定的な反応を示したので子どもたちの「やってみたい」を大切に取り組んできた遊びの実践報告をする。

収録刊行物

  • センターレポート

    センターレポート 43 36-41, 2024-03

    別府大学短期大学部/幼児・児童教育研究センター

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