東京都心周辺地域・高円寺の場所特性の形成

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Formation of location characteristics of Koenji, a neighborhood in central Tokyo

抄録

<p> 都心機能の侵入がみられる都心周辺地域では、イメージの向上、建築物の更新、商業機能の充実、住民属性の上昇の相互連関によって変化し、ジェントリフィケーションに至るとされる.都心周辺の変化を把握する上で、イメージ、建築物、商業機能、住民属性の4つの側面に注目することは有効であると考えられるが、これらの価値上昇が一方的に生じているわけではない.高円寺、下北沢など東京の都心周辺においては、魅力的とされる街が存在する.そこでは、新旧の建築物が混在し、多様な住民属性が居住し、様々な商業活動が行われており、現代の都市計画において希求されているソーシャルミクス(社会的混合)やミクス・ドユース(複合利用)が実現しているとも考えられる. 本報告では、都心周辺地域として高円寺を対象に、その場所特性を把握するにあたり,4つの側面が,いつどのように相互に関連しながら,高円寺の場所特性が形成されたのかを明らかにする.その際,高円寺の持つ多様性,特に新旧の建物と多種多様な商業の混在を示すミックスド・ユースや,若年層と高齢者などの様々な居住者の混在を示すソーシャルミックス,それらが創出させる高円寺の多様なイメージに注目する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299859706294784
  • DOI
    10.14866/ajg.2024s.0_261
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ