2022年キルギス共和国における野菜遺伝資源の共同探索

書誌事項

タイトル別名
  • Collaborative Exploration and Collectionof Vegetable Genetic Resources in Kyrgyz in 2022

抄録

キルギス共和国農業省農作物専門局と国立研究開発法人農業・食品産業技術研究機構(NARO)は,PGRAsia(Plant Genetic Resources in Asia)プロジェクトの一環として,キルギス国内における野菜遺伝資源の共同研究を2019年から開始した.この共同研究の一環として,2022年はキルギス共和国南部において野菜類種子を収集するための2回の探索を計画した。しかし,探索予定期間中に国境紛争が生じたため、バトケン州、オシ州、チュイ州における短期間の探索を9月中旬に1回だけ行った。また、2回目の探索の代わりに、各地の協力者の支援を受けて4地域の6つのマーケットから種子を入手した。結果として、各地のマーケットや農家において9科17属21種に属する合計138点の遺伝資源を収集することができた.収集した種子は2等分し,半分はキルギスジーンバンクで保存した。残りの半分は、キルギスジーンバンクに保存されている60点の遺伝資源とともに、SMTA(標準材料移転契約)によりNARO遺伝資源研究センターに移送する予定である.

収録刊行物

  • 植物遺伝資源探索導入調査報告書

    植物遺伝資源探索導入調査報告書 39 173-190, 2024-03-31

    国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部遺伝資源研究センター

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