アメリカ・日本間における粗飼料サプライチェーンの構造分析
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- 野口 敬夫
- 東京農業大学 国際食料情報学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Structure Analysis of the Roughage Supply Chain in the United States and Japan with a Focus on the Japanese Agricultural Cooperative Group
- —農協系統に焦点をあてて—
抄録
<p>本稿では日本の農協系統に焦点をあて,アメリカ・日本間における粗飼料サプライチェーンの構造について分析した。2000年代後半以降,粗飼料の主な輸入先であるアメリカでは生産が減少する一方,UAE・中国への輸出が拡大し,粗飼料の生産者販売価格が上昇している。それに加えて2012年以降,円安が進んだことから,日本において粗飼料の輸入価格が高騰している。こうした状況に対し,農協系統はアメリカ現地に農場・倉庫の設置,トラックの所有など粗飼料生産・流通における設備投資の強化や,取扱規模の拡大に重点を置いた事業再編を進め,高品質な乾草やヘイキューブの安定調達,価格メカニズムの把握・調整,スケールメリットによるコスト削減に努めている。</p>
収録刊行物
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- 農村研究
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農村研究 2018 (127), 1-17, 2018-09-20
食料・農業・農村経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390299903956178560
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- ISSN
- 24369047
- 03888533
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可