「都市エスニシティ論」の「創発的節合のエスノグラフィック・モデル」 : 「創発的都市コミュニティ論」に向けて

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  • Ethnographic Model of Emergent Articulation in Urban Ethnicity : For Emergent Coexistence of Urban Community

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抄録

本稿の目的は、「移動/越境」の異質・多様性のなかで、「個人(行為体)」の「生き方」と彼らに節合する人々の世界をフィールドからエスノグラフィックに理解しようとしてきた筆者の「都市エスニシティ論」の枠組みや概念や理論と方法やその都市社会学的「道具立て」を、できるだけ可視化して説明する「モデル」、すなわち「都市エスニシティ論」における創発的節合の説明的エスノグラフィック・モデルとして呈示する。同時に筆者は、この説明のための「モデル」を、筆者の「都市エスニシティ論」に「先行」し、同時期には「コミュニティとエスニシティの主題化において」(奥田,2004:185)として展開した奥田道大の都市コミュニティ論の、「[理念からは]異質で、見えないものとの脈絡と基盤」(奥田,1983:v)を見つけようとしたその「視線」と「立ち位置」に較べることで、「都市エスニシティ論」の「行為体」と「場所・形成」研究の特徴をより良く説明することができる。

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