肺高血圧症の診断からリハビリテーションまで

DOI
  • 西山 理
    近畿大学医学部内科学教室呼吸器・アレルギー内科部門

書誌事項

タイトル別名
  • From diagnosis to rehabilitation in pulmonary hypertension—Based on the 2022 ESC/ERS Guideline
  • ―2022 ESC/ERSガイドラインをふまえて―

抄録

<p>肺高血圧症(pulmonary hypertension: PH)は何らかの原因で肺動脈圧が上昇する疾患であるが,なかでも肺動脈性肺高血圧症(pulmonary artery hypertension; PAH)が中心的な病態である.2022年に肺高血圧の診断と治療に関するEuropean Society of Cardiology/European Respiratory Society(ESC/ERS)ガイドラインが出され,新たな診断基準,リスク分類に基づいた初期併用療法の重要性,併存症を有するPAH(フェノタイプ分類)などが提唱された.リハビリテーションについては,「薬物療法下のPAH患者に対し監視下でのリハビリテーションは推奨される」とされ推奨度が高くなった.本項では,肺高血圧症について診断,薬物治療,リハビリテーションについて,新たなガイドラインを踏まえて概説したい.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390299981563460608
  • DOI
    10.15032/jsrcr.32.180
  • ISSN
    21894760
    18817319
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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