「時を超える触れ合い」 —クィア・テンポラリティ論の聖書学への適用

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  • “Touch across Time”: Applying Queer Temporality to the Biblical Studies

抄録

中世研究家であるキャロリン・ディンショウは、中世における性を考えることが、現在における中世観のみならず、現在と過去との関係、ひいてはいまここに生きるわたしたちと、いまここではない時空間に生きる・生きていた他者たちとの関係を、そして関係を結ばんとするわたし自身をクィアに捉え直すことに繋がると主張する。本稿では、彼女の提唱する「時を超える触れ合い」という概念、あるいは感覚を紹介し、それが米国の聖書学にどのような影響を与えてきたかを振り返る。

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