『ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)』は普及しているのか

DOI
  • 吉田 雅行
    社会福祉法人 聖隷福祉事業団 保健事業部 聖隷健康診断センター

書誌事項

タイトル別名
  • Is “Breast Awareness” becoming popular?
  • ~Based on the status report after last year's conference~
  • ~昨年学会後の状況報告を踏まえて~

抄録

2022 年の学会後,各地域で取り組まれているが,「ブレスト・アウェアネス(以下,B A)」の認知度上昇の把握は難しく,『B A は普及しているのか』と言えば「No」である。 (1) 特別企画:「B A を誰が,誰に,どのように拡げるのか?」は,【目的】乳がんで亡くなる方の減少,【誰が】乳がん検診に携わる関係者が,【誰に対し】一般市民に対し,【どのように拡げる】当事者の目線で当事者とともに,「三つ折りリーフレット」を届けることから (2) 身近な取り組み:市民公開講座のYou Tube 動画,メディア広報,がん教育,三つ折りリーフレットの配布,産業医活動,県のがん検診精度管理委員会・浜松市医師会の広報,医療系大学生との協同,など (3) 市民公開講座の視聴数:第32 回本学術総会時のB A を含めたYouTube 動画視聴回数は延620回 (4) ChatGPT:ChatGPT にB A の普及・啓発の効率的で効果的な方法を尋ねると,メディアの活用,教育機関との連携など,地域の特性に合わせた工夫,アイデア,方法の創出と実施効果の評価(数値化),次への戦略会議,計画立案が大切となる (5) 普及啓発のP D C A サイクルを回すシステムが必要(提案):がん検診の精度管理と同様B Aの認知度向上にもP D C A サイクルを回すことが大切 持続可能な乳がん検診により死亡率低下を達成するには,本学会や国がB A の認知度調査をシステム化し,P D C A サイクルを回しながらのB A の普及・啓発とがん検診精度管理を提案したい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300003467047040
  • DOI
    10.3804/jjabcs.33.41
  • ISSN
    18826873
    09180729
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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