SingleLegHopforDistance における見積もり値と着地可否の関係:健常成人での検討

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タイトル別名
  • The Relationship between Self-estimated Value and Landing Error in Single Leg Hop for Distance: A Study in Healthy Adults

抄録

<p>(目的)Single leg hop for distance(SHD)はスポーツ外傷後の機能回復指標として用いられているが,認知神経学的な検討はなされていない.そこで,本研究の目的を自己評価によるSHD の見積もり値とパフォ―マンスの指標となる着地可否との関係を明らかにすることとした.(方法)健常成人63 名(男性35 名,女性28 名,年齢28.8±5.8 歳)を対象とした.SHD の実跳前に安定した着地が可能と被験者が想定する最大距離(見積もり値(%)=見積もり距離/身長)を測定した.その後に実跳を行わせ,着地の可否によって2 群に分類した.統計学的分析は,2 群間比較にマンホイットニーU 検定,着地可否の関連要因の抽出にロジスティック回帰分析,カットオフ値算出にROC 解析を用い,有意水準は5% とした.</p><p>(結果)着地不可群は,着地可能群と比較して見積もり値が有意に大きかった(74.4±16.8 vs 102.8±19.0,p<0.05).着地可否の関連要因として見積もり値が抽出され(オッズ比1.09,95% 信頼区間1.04-1.14,p<0.05),カットオフ値は87.1%(特異度0.77,感度0.90,曲線下面積:0.86,95% 信頼区間:0.77-0.96)となった.(考察)見積もり値は着地に影響し,見積もり値が身長比87.1% 以上となると,実際の動作との乖離が生じることが示唆された.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300003467065088
  • DOI
    10.57474/jjcsm.32.1_57
  • ISSN
    27583767
    13464159
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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