教員養成大学における図画工作科指導の教科内容
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- 西園 政史
- 聖徳大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Subject Content for Art and Craft Education in Teacher Training Universities
- Through the Use of Documentation to Connect the Consciousness of Creation
- 創造の意識をつなぐドキュメンテーションの活用を通して
抄録
本研究は,教員養成大学の図画工作の授業の中で,作品を反省的に捉え分析し,次の作品につなげる意識を築くための,ドキュメンテーションを軸としたまとめの方法について提示する。作品制作において作品の完成度やクオリティを上げるためには,作品を反省的に捉え分析し,次の作品につなげる意識が大切になる。制作過程の重要性や,制作を連続的に捉えることへの意識は,美術や美術教育を専門とする人にとって,自然な捉え方だと言える。しかし,美術を専門的に学んでいない教員養成の学生からすると,当たり前な捉え方とは言えない。そこで本研究では,学生が作品を作って終わりではなく,作品の制作過程を写真と言葉で記録しまとめ,制作過程を反省的に捉えることの連続によって,造形的な見方や考え方を獲得する仕組みについて提示し,この指導方法を教科内容学の観点から整理した。
収録刊行物
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- 日本教科内容学会誌
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日本教科内容学会誌 10 (1), 115-124, 2024-03-31
日本教科内容学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390300058783490304
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- ISSN
- 21892679
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可