教員養成大学における図画工作科指導の教科内容

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書誌事項

タイトル別名
  • Subject Content for Art and Craft Education in Teacher Training Universities
  • Through the Use of Documentation to Connect the Consciousness of Creation
  • 創造の意識をつなぐドキュメンテーションの活用を通して

抄録

本研究は,教員養成大学の図画工作の授業の中で,作品を反省的に捉え分析し,次の作品につなげる意識を築くための,ドキュメンテーションを軸としたまとめの方法について提示する。作品制作において作品の完成度やクオリティを上げるためには,作品を反省的に捉え分析し,次の作品につなげる意識が大切になる。制作過程の重要性や,制作を連続的に捉えることへの意識は,美術や美術教育を専門とする人にとって,自然な捉え方だと言える。しかし,美術を専門的に学んでいない教員養成の学生からすると,当たり前な捉え方とは言えない。そこで本研究では,学生が作品を作って終わりではなく,作品の制作過程を写真と言葉で記録しまとめ,制作過程を反省的に捉えることの連続によって,造形的な見方や考え方を獲得する仕組みについて提示し,この指導方法を教科内容学の観点から整理した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300058783490304
  • DOI
    10.57464/jsssce.10.1_115
  • ISSN
    21892679
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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