教科間の共通性に基づく教科横断的な学習における統合単元の構成

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タイトル別名
  • Composition of integrated units in cross-curricular learning based on commonalities between subjects
  • In the case of a cross-curricular unit with science based on music
  • 音楽科授業を軸とした理科授業との横断の場合

抄録

本研究の目的は,音楽科授業を軸とした理科授業との横断を通して,教科間の共通性に基づく教科横断的な学習における統合単元の構成の視点について明らかにすることである。まず,音楽科の教科内容からみた理科との共通性として「音」を挙げ,音楽科,理科における音についてそれぞれ整理した。次に,実践対象を小学校第3学年とし,音楽科は一弦箱の楽器づくりの単元,理科は音の性質の単元を選択し,統合単元を構想,実践した。そして,授業映像に基づく逐語記録から音楽科と理科の教科内容が読み取りやすい場面を抽出し,教科内容とその関連を視点として分析した。その結果,統合単元構成の視点として次の3点を見出した。1) 音を自由に鳴らして試す直接経験を基盤とする。2) 直接経験での音に関する質的な感受,現象的な気づきを両教科の指導者が意識して取り上げ,発展させる。3) 両教科で学んだ内容の関わりを子どもに意識させる場を設定する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300058783493120
  • DOI
    10.57464/jsssce.10.1_63
  • ISSN
    21892679
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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