デジタルコンテンツ・サブスクリプションサービスの消費者選択決定要因

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抄録

本研究は,消費者がコンテンツを利用する際に,従来型の,コンテンツの入ったメディアを所有する「ソリッド消費」と,新しい,コンテンツのサブスクリプションサービスを利用する「リキッド消費」のうち,いかなる理由で,いずれを選択するのか,ということを探ろうとする研究である。映画,小説,絵画,3種類のコンテンツについて調査を行った結果,製品コストや製品オーナーシップは,どのコンテンツについても共通して,サブスクリプションサービスの選択に有意な影響を及ぼしているということが示された。一方,製品バラエティは,絵画コンテンツの選択にのみ有意な影響を与え,製品クオリティは,小説と絵画コンテンツの選択に有意な影響を与える結果となった。コンテンツ間の差異を見出した本研究の結果は,理論的および実務的な示唆を提供している。

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  • CRID
    1390300058783888256
  • DOI
    10.7222/marketing.2024.028
  • ISSN
    21881669
    03897265
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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