橋梁の維持管理システムを考慮した有限要素解析による力学モデル作成に関する一考察

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タイトル別名
  • Structural model by finite element analysis for bridge management system

抄録

<p>道路構造物の定期点検が行われるようになった.追跡性のある点検データ管理が重要になってきているが,デジタルトランスフォーメーションの活用が必要不可欠である.著者らは3Dモデルを使用したデジタル野帳を開発してきたが,今後の構造物モニタリングも統合したマネジメントシステム構築のために,力学的応答を再現し,劣化進行などをシミュレートできるデジタルツイン作成に取り組んでいる.供用している橋を選定し,有限要素解析モデルを作成した.現場載荷試験を行い,解析値と実測値を比較し,実挙動に近くなるように改良を加えた.その結果,主たる構造部材だけではなく附属物のモデル化が重要であることが示された.現場載荷車両でなくても大型車の通行時で予想されるひずみ値とも整合性があることも確認することができた.今後は構造物の弱点部の抽出などで力学モデルを活用していく.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300080901308416
  • DOI
    10.11532/jsceiii.5.1_142
  • ISSN
    24359262
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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