右拇指先端に生じた線維骨性偽腫瘍
書誌事項
- タイトル別名
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- Fibro-osseous Pseudotumor of the Digits
抄録
<p>患者:76 歳,男性 </p><p>主訴:右拇指の紅色小結節 </p><p>現病歴:初診 1.5 カ月前より右拇指に誘因なく紅色丘疹を生じた。徐々に増大したため当科を受診した。 </p><p>初診時現症:右拇指先端に 4×4×5 mm の有茎性,弾性硬の紅色小結節を認めた(図 1 a)。軽度の圧痛を伴っていた。 </p><p>ダーモスコピー:dotted vessels,linear irregular vessels,圧迫にて white structureless areas を認めた(図 1 b)。 </p><p>病理組織学的所見:右拇指小結節を全切除生検した。表面にびらんを伴う有茎性の腫瘤で,骨との連続性はなかった(図 2 a)。また,Masson trichrome 染色では病変内に不規則な膠原線維の増生を認めた(図 2 b)。真皮内に破骨細胞と骨芽細胞を辺縁に伴う woven bone(線維性骨)の不規則な増生がみられた(図 2 c,d)。 </p><p>治療および経過:術後 2 年 6 カ月時点で明らかな再発を認めない。 </p>
収録刊行物
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- 西日本皮膚科
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西日本皮膚科 86 (2), 115-116, 2024-04-01
日本皮膚科学会西部支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390300091973074176
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可