書誌事項
- タイトル別名
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- Guidance and counseling in the future
- コレカラ ノ セイト シドウ
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抄録
昨今の子どもたちを取り巻く状況に対応するために,2022年に「生徒指導提要」(文部科学省, 2022b)が改訂された。基本的な考え方として,生徒指導は児童生徒を主語とし,教職員はその成長や発達を支える教育の専門性を持った支援者であると位置づけられた。そして,児童生徒の自己指導能力の獲得を支える生徒指導において留意する実践上の4つの視点が示された。また,日常の生徒指導を基盤とする「発達支持的生徒指導」,課題未然防止教育と課題早期発見対応の「課題予防的生徒指導」,深刻な課題への切れ目のない指導・援助を行う「困難課題対応的生徒指導」の生徒指導における2軸3類4層の重層的支援構造が示された。今後の方向性は,全校体制で取り組む全ての児童生徒の成長や発達を支える生徒指導への転換,授業での学びを将来社会で充実して生きることにつなげるために学習指導と生徒指導の一体化,学校内の教職員間の連携・協働はもちろん,学校外の関係機関等との連携・協働を一層強化する生徒指導体制の構築である。
収録刊行物
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- 同志社教師教育研究
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同志社教師教育研究 (1), 25-32, 2024-02-25
「同志社教師教育研究」編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390300147449574528
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- NII書誌ID
- AB00031073
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- ISSN
- 27591794
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可