メタン発酵技術に関する近年の動向

DOI
  • 金子 光瑠
    国立大学法人 豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学系
  • 大門 裕之
    国立大学法人 豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学系

書誌事項

タイトル別名
  • Recent Trends in Methane Fermentation Technology

抄録

<p>近年,温室効果ガス排出量の低減や持続可能な開発目標の達成に向けて,再生可能エネルギー技術の開発と普及が強く求められている。再生可能エネルギー技術の一つであるメタン発酵技術は長年研究が行われてきており,技術として確立するには十分な知見がある。そして近年では次世代シーケンス技術の低価格化と高度化が進んだことで,メタン発酵プロセスに関与する微生物群と微生物間の電子移動について解明されつつあり,メタン発酵分野のさらなる発展が期待されている。本稿では,近年で著しく技術開発が進んでいるメタン発酵技術について述べる。ここでは,国内初の縦型乾式メタン発酵システム,小規模廉価型メタン発酵システム,メタン発酵システムの経済性を高める発酵助剤,発酵効率が向上する発酵触媒,さらにバイオメタネーションの促進に向けた電圧印加と水素利用について紹介する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300147449615872
  • DOI
    10.3985/mcwmr.35.107
  • ISSN
    21874808
    18835864
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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