距骨下関節脱臼骨折の1例

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抄録

<p>距骨下関節脱臼は,全外傷性脱臼中約1%程度と報告され稀な外傷である.今回我々は,距骨後方突起骨折を伴った距骨下関節脱臼の症例を経験したので報告する.症例は32歳,男性.1mほどの高さのユンボから飛び降りて左足を受傷.単純X線,CTで距骨後方突起骨折を伴った内側型の距骨下関節脱臼を認めた.徒手整復が困難な場合もあるため,円滑に観血的整復術に移行できるように,受傷同日,腰椎麻酔下での非観血的整復術を行った.しかし,整復後のCTで,距骨後方突起の骨折部の転位が4mm残存していたため,後内側展開でDTJ mini screwを用いて二期的に骨接合術を施行した.最終経過観察時の単純X線と単純CTでは,骨癒合は良好であり,関節症性変化は認めなかった.機能障害もなく,術後成績も良好であり,積極的に解剖学的整復を目指す骨接合術が望ましいと考えた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300147449636864
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.174
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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