高齢者大腿骨近位部骨折の早期手術
書誌事項
- タイトル別名
-
- ―48時間の壁を越えるには
抄録
<p>【はじめに】高齢者大腿骨近位部骨折早期手術の必要性は論をまたず,早期手術加算が算定可能となったが施行は容易ではない.【目的】当院の大腿骨近位部骨折治療の現状を把握し改善点をさぐること.【方法】2022年4月-2023年3月に当院で加療を行った大腿骨近位部骨折632例のうち,75歳未満・受傷日不明・保存加療を除外した490例を対象とし,手術待機期間,受傷後48時間以内に手術できなかった症例の理由を調査した.【結果】受傷-手術は平均4.0日,受傷-手術(48時間以内)は150例(30.6%)であった.来院-手術は平均2.7日,来院-手術(48時間以内)は236例(48.2%)であった.受傷後48時間以上経過した理由としては,手術枠,来院時48時間経過,合併症の順であった.【結語】受傷48時間以内手術のためには当院来院まで,当院来院から手術までの両方を短縮しなければならない.</p>
収録刊行物
-
- 整形外科と災害外科
-
整形外科と災害外科 73 (1), 54-56, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390300147449645184
-
- ISSN
- 13494333
- 00371033
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可