環軸椎後方固定(Magerl法)の偽関節例についての検討

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タイトル別名
  • ―片側固定 vs 両側固定―

抄録

<p>【はじめに】環軸椎後方固定術(Magerl法)では片側固定にBrooks法などの後方ワイヤリングを併用することで固定性は十分とされているが,片側固定の手術成績ついての報告は限られており十分な検討は行われていない.【対象と方法】当院でMagerl法を施行し1年以上経過観察可能であった26例(片側固定11例,両側固定15例)について調査を行った.片側固定と両側固定の偽関節率について調査した.偽関節例については患者背景(年齢,既往,環軸椎不安定性),スクリュー設置位置を癒合例と比較し,その要因を検討した.【結果】偽関節率は片側固定27%(3/11),両側固定0%(0/15)で片側固定が高かった(p=0.03).偽関節は片側固定でのみ生じており,偽関節例は癒合例と比較しスクリュー設置位置が不良であった.【結論】Magerl法は骨癒合の面からは両側固定が望ましく,片側固定では良好なスクリュー設置が重要と考えられた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300147449651712
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.76
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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