ソーシャルワーク拠点としての児童館に関する研究

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タイトル別名
  • Study on children’s halls as social work centers

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抄録

本研究ではソーシャルワーク拠点としての児童館の現状と課題について検討した。児童館職員が児童館及び児童館職員の現状と今後をどう考えているか、語りをSCAT 分析法によって分析した。その結果、児童館職員がソーシャルワーク技術を意図的に用いて支援を試みており、インテークからモニタリングに至るソーシャルワークプロセスを実践していることが明らかになった。とくに、緊急介入を必要としないローリスクケースでの継続的な見守りについては高い効果を持つ可能性も示唆された。児童館の特徴がもつソーシャルワーク拠点としての強みや課題が見えてきた。しかし、その援助実践は試行錯誤を繰り返しながら経験と勘によって身につけた技術によるものであり、ソーシャルワークの専門性という点では十分でないことが職員自身にも自覚されていた。

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