【投稿/症例報告】成人期に発見された先天性肺気道奇形の1例

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タイトル別名
  • A case of congenital pulmonary airway malformation discovered in adulthood

抄録

症例は54歳女性,気管支喘息の合併がある。健診X線写真で異常を認め,CTで囊胞性肺病変と診断され無症状のため経過観察となった。その後気道感染を反復し感染性肺囊胞として肺部分切除術が施行され,先天性肺気道奇形(CPAM)の診断となった。術後7年,気道感染の再燃なく喘息発作も消失している。CPAMはまれに比較的高年齢で発見されることがあり感染の併発や悪性腫瘍の合併の報告もあるため,囊胞性肺病変を発見した場合は本疾患も念頭に置いて診療にあたり,年齢や合併症を考慮して治療法を選択することが望ましい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300291271362048
  • DOI
    10.24557/kokyurinsho.7.e00172
  • ISSN
    24333778
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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