オレイン酸エステルによるセラミド皮膚浸透促進効果

書誌事項

タイトル別名
  • Skin Penetration Enhancement Effect of Oleic Acid Esters on Ceramides

説明

<p>皮膚の最外層に位置する角層は, 角層細胞と細胞間脂質から構成されている。細胞間脂質は主にセラミド・脂肪酸・コレステロール・コレステロールエステルから成っており, これらの構成成分は2分子の層状構造が連続したラメラ構造を形成することで, 物質が透過しにくい性質となる。オレイン酸は皮膚浸透促進効果を有することがしられている。一方, オレイン酸エステルの構造に着目した皮膚浸透促進効果に関する知見はあまり多くない。本研究では, オレイン酸と数種類のアルコールをエステル化して得られるオレイン酸エステルに, それぞれ皮膚浸透促進効果があるかどうかを調べるため, セラミドをターゲット物質として摘出ヒト皮膚を用いた皮膚浸透性実験に供した。その結果, 化粧品原料として新規の油剤であるオレイン酸イソブチルが浸透促進効果を有することを見出した。</p>

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参考文献 (8)*注記

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