難聴とともに働く 職業選択・合理的配慮・キャリアアップ

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抄録

<p>障害者差別解消法の改正法が2021年に成立し,障害者への合理的配慮の提供は民間の事業者にも義務付けられることになった。また,障害者雇用促進法によって雇用分野での障害者差別の禁止や合理的配慮の提供も義務付けられている。法整備は少しずつ進みつつあるものの,国連の障害者権利委員会からの日本政府への総括所見では,雇用についての懸念や勧告がなされている。実際のところ,病気や障害を抱えながらの場合,職業選択だけでなく,職場での合理的配慮,転職などのキャリアアップなどさまざまな苦労や葛藤もあると考えられる。とくに希少疾患の場合はロールモデルが身近におらず,手探りの状態で職業生活を送ることにもなりがちである。本シンポジウムでは,難聴に焦点を当て,難聴を抱えながらさまざまな分野の職業で活躍しておられる当事者の方々に話題提供いただき,職業選択,合理的配慮,キャリアアップについての体験や考えをお話しいただく。指定討論では,職場での合理的配慮をいかにすすめるか,自分の特性を活かして職業キャリアを積み重ね,自分らしい職業生活を送るにはどうすればよいかを考えていきたい。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300622827554816
  • DOI
    10.4992/pacjpa.87.0_ss-048
  • ISSN
    24337609
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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