訪問看護師が捉える終末期高齢がん患者の未告知がもたらす様相

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書誌事項

タイトル別名
  • The aspects brought about when withholding the truth about the prognosis from elderly patients with terminal cancer were identified from the perspective of visiting nurses

説明

<p> 訪問看護師の視点で終末期高齢がん患者の未告知がもたらす様相を明らかにすることを目的とした。2021年5月~9月に関西圏の訪問看護事業所に所属する訪問看護師15名を対象に半構造化面接を実施した。訪問看護師がとらえる終末期高齢がん患者の未告知がもたらす様相として【患者が人生最期にやりたいことができない】などの6カテゴリーが抽出された。訪問看護師がとらえる終末期高齢がん患者の未告知がもたらす様相のカテゴリーより,自宅にいるにもかかわらず,人生最期の暮らしであることを患者が自覚できない,患者の最期に関わる家族や訪問看護師が惜別に全力を注げないという特徴が示された。これより,未告知の選択が,意図せず患者の人生の締めくくりを奪い,また,人間関係がより深まる在宅終末期の良さが十分発揮されないまま終わることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390300766607113216
  • DOI
    10.57444/shikokuactamedica.80.1.2_37
  • ISSN
    27583279
    00373699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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