クリティカルケア領域に配属された 新人看護師が抱える困難に関する文献検討

書誌事項

タイトル別名
  • Literature Review on Difficulties Faced by New Graduate Nurse Working in the Critical Care Field
  • クリティカルケア リョウイキ ニ ハイゾク サレタ シンジン カンゴシ ガ カカエル コンナン ニ カンスル ブンケン ケントウ

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説明

目的 クリティカルケア領域に配属された新人看護師が抱える困難について文献検討により明らかにすることである. 方法 医学中央雑誌Web 版Ver 5 ,CiNii Research により,検索キーワード「クリティカルケア」and「新人看護師」とし,2012年から2022年までに発表された原著論文を対象とし検索した.12件の文献を検討し,クリティカルケア領域に配属された新人看護師が抱える困難が記載されている内容について,カテゴリー化した. 結果 クリティカルケア領域に配属された新人看護師が抱える困難は,【クリティカルケア領域の看護師に必要な知識・技術の習得に苦慮する】,【重症患者に対する実践能力の不足がある】,【重症患者や家族への対応に重圧を感じる】,【ストレスフルな状況に心身が疲弊する】,【組織内における人間関係に苦悩する】の5 カテゴリーに集約された. 考察 クリティカルケア領域の新人看護師は,実践能力が不足しているため,重症患者への対応に重圧やストレスを抱えながら職務を遂行している状況が考えられた.これらの困難を軽減するためには,クリティカルケア領域における系統的な教育体制の構築と円滑なコミュニケーションを図ることができる職場風土の形成が必要であると考える.

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