Prajñākaramatiの<i>Bodhicaryāvatārapañjikā</i>貝葉写本(ZX0617–ZB20)に関する古筆学的研究

  • 王 俊淇
    Associate Professor, ISBRT, Renmin University of China

書誌事項

タイトル別名
  • A Paleographical Study on a Palm-Leaf Manuscript of Prajñākaramati’s <i>Bodhicaryāvatārapañjikā</i> (ZX0617-ZB20)
  • A Paleographical Study on a Palm-Leaf Manuscript of Prajnakaramati's Bodhicaryavatarapanjika (ZX0617-ZB20)

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説明

<p> 近年,西蔵自治区に保存されているPrajñākaramati(紀元10–11世紀頃)のBodhica­­ryāvatārapañjikāの貝葉写本(ZX0617–ZB20)の利用が世界中の学者に可能となった.それ以来,この新たに発見された貝葉写本は注目を浴びているが,未解明の点が今なお残されている.たとえば,写本の通常とは異なるページネーション,写本内におけるサンガータースートラ一葉の任意の挿入などが考慮されている.また,この写本の筆写が一人の手によって行われたのではなく,さまざまな筆写者によって行われたようである.本論文は後者の問題に焦点を当て,写本の古筆学的な特徴に注目し,筆跡のさまざまな特徴を検証することにより,写本筆写のプロセスに関する新たな結論を導き出すことを試みる.</p>

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