ノンヘリカルCT画像における傾斜金属線を用いた簡便なslice sensitivity profile測定法の考案

  • 成田 啓廣
    新潟大学大学院保健学研究科放射線技術科学分野
  • 大久保 真樹
    新潟大学大学院保健学研究科放射線技術科学分野
  • 大杉 勇輝
    新潟大学医歯学総合病院医療技術部放射線部門

書誌事項

タイトル別名
  • Simple Method to Measure Slice Sensitivity Profile in Non-helical CT Using Tilted Metal Wire
  • ノンヘリカル CT ガゾウ ニ オケル ケイシャ キンゾクセン オ モチイタ カンベン ナ slice sensitivity profile ソクテイホウ ノ コウアン

この論文をさがす

説明

<p>【目的】ノンヘリカルCT画像のslice sensitivity profile(SSP)測定は,微小コインファントムを体軸方向に少しずつ移動させながら撮影を繰り返し行う必要があるため,多くの時間と労力がかかる.そこで,傾斜金属線を用いたスライス厚測定法に基づいて,1枚のCT画像からSSPを測定する方法を考案した.【方法】考案法では,金属線を撮影断面との角度がθ=30°となるように配置して撮影した.得られた画像をpoint spread function(PSF)でデコンボリューションすることで,PSFの影響をなくした画像(デコンボリューション画像)を算出した.デコンボリューション画像上で金属線に沿ったCT値プロファイルを測定し,tan θを乗じてSSPを得た.微小コインファントムを用いた従来法によるSSP測定も行った.【結果】考案法と従来法で測定したSSPは同様となり,SSPの半値幅は一致した.【結語】考案法は,ノンヘリカルCT画像のSSPを簡便に精度よく測定できることが示された.</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ