看護職の月経に関するセルフケアと看護における安全行動との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Self-care Behavior on Menstruation of Nurses and Safety Behavior in Nursing
  • カンゴショク ノ ゲッケイ ニ カンスル セルフケア ト カンゴ ニ オケル アンゼン コウドウ ト ノ カンケイ

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説明

目的:看護職の月経状況の把握,周辺期の看護安全行動,セルフケア行動と看護安全行動との関係を明らかにする. 対象と方法:20~40歳代看護職410名を対象とした自記式質問紙調査.項目は属性,周辺期症状,セルフケア行動及び看護安全行動,エラーの起こりやすさの認識とし,分析は記述統計,関係性の検証は順位相関係数,平均値の差の検定,自由記述は類似項でカテゴリー化した. 結果:分析対象は248名.症状は痛み因子が高く,安全行動は周辺期が有意に低かった.エラーの起こりやすさを41%が認識,集中力との関係が多い.セルフケア行動の〈冷静に物事を考える〉〈意識して慎重に行動する〉と看護安全行動に正の相関を確認した. 結論:月経周辺期は看護安全行動が保ちにくい.セルフケア行動の周辺期対処と安全行動の全てに弱い相関がみられたことから,自己の状況に対処しセルフケア行動をとることが安全性の担保に繋がると考える.

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