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- 北島 洋子
- 岐阜医療科学大学看護学部
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- 細田 泰子
- 大阪公立大学大学院看護学研究科
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- 根岸 まゆみ
- 静岡県立大学看護学部
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- 片山 由加里
- 同志社女子大学看護学部
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- 赤崎 芙美
- 大阪医科薬科大学看護学部
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- 土肥 美子
- 大阪公立大学大学院看護学研究科
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- Lasater Kathie
- School of Nursing, Oregon Health & Science University
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- Nielsen Ann
- School of Nursing, Oregon Health & Science University
書誌事項
- タイトル別名
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- Examining the Reliability and Usability of the Lasater Clinical Judgment Rubric Japanese Version (LCJR-J)
- ラサター リンショウ ハンダン ルーブリック ニホンゴバン(LCJR-J)ノ シンライセイ ト カツヨウ カノウセイ ノ ケントウ
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説明
<p>目的:ラサター臨床判断ルーブリック日本語版(LCJR-J)の信頼性と活用可能性を検討する.</p><p>方法:学生7名のシミュレーションをLCJR-Jでレーター4名が評価し,レーター間の一致率を算出した.学生は自己評価を行い,学生とレーター間のLCJR-J得点を比較した.活用可能性をグループインタビューし質的帰納的に分析した.</p><p>結果:一致率を算出し,評者間信頼性は許容範囲を示した.LCJR-J得点の有意差は学生とレーター間の「評価・自己分析」以外では認めなかった.活用可能性は学生より【活用によるアドバンテージ】【継続的な学びの過程の可視化】【簡明な評価への志向】【レベルに応じた活用】【ポジティブな表現による学習支援】,レーターより【評価指標としての有用性】【臨床判断の思考の焦点化】【看護実践の開発支援】【臨床シミュレーションの評価】【妥当な評価への志向】を抽出した.</p><p>結論:LCJR-Jの評価は一定の一致率を認め,臨床判断の観点を共有でき,継続的な対話での活用により発達的なルーブリックとして活用可能性を有する.</p>
収録刊行物
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- 日本看護科学会誌
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日本看護科学会誌 44 (0), 228-238, 2024
公益社団法人 日本看護科学学会