交通シミュレーションと通勤者の出発時刻決定モデルを用いた郊外の工場集積地域における自動車通勤環境改善策の定量的評価

書誌事項

タイトル別名
  • Quantitative Analysis of Measures to Improve Car Commuting Environment in a Suburban Industrial Areas: Integrating Traffic Flow Simulation with the Commuter Departure Time Model

説明

<p>郊外の工場集積地域周辺は公共交通機関が十分発達しておらず,始業時刻など特定の時間帯に自動車交通が集中する。本論文では,そのような地域で TDM 施策を実施した場合の効果を,交通シミュレーションと従業員の出発時刻決定モデルを組み合わせて定量評価した。工場周辺の交通量調査および従業員に対する通勤行動のアンケートを実施し,現状を再現した交通シミュレーションを構築した。そのうえで経路変更による交通量抑制,信号サイクル変更などの TDM 施策を実施したケースにおいて,シミュレーション上の渋滞状況の変化を考察し,それに伴う通勤者の自宅出発時刻の変更について予測した。施策実施に伴う渋滞の軽減と出発時刻の選択傾向の変化が見られたため,提案する手法は施策の事前評価を行う際に有効である可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390301684515354368
  • DOI
    10.14954/jsteproceeding.44.0_603
  • ISSN
    27583635
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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