総合大学における医学・デザイン学分野連携による課題解決型教育プログラムの自己評価

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タイトル別名
  • Self-assessment of a Problem-solving Educational Program by Collaboration of Medicine and Design in Japanese University

説明

<p>世界中から医学生や医療従事者、患者を対象としたデザイン教育が報告されているが、医療とデザインの両学部を持つ総合大学は少ないため、両学術分野を連携した教育プログラムは限られ、その効果は不明である。著者らは2021年度より九州大学芸術工学研究院と医学研究院・病院を連携した課題解決型教育プログラムを実施しており、本研究では本教育プログラムが受講者の創造性に与える影響について自己評価を用いて明らかにする。5つの医療分野から654件の課題が発見され、486件のアイデアが作成され、13のプロトタイプが発表された。「今後、医療分野のデザインなど、デザインに関係する仕事(業務)に携わりたい(P=.04)」、「新しく画期的なもの・ことを作りたい(P=.05)」に有意な改善が見られたが、「モチベーション」、「スキル」、「キャリアへの期待」のカテゴリごとでは、講義前の高いスコア(3.6-4.6/5 から 4.0-4.6/5)から講義後にも変化はなかった。評価項目の見直しの必要性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390301717757312128
  • DOI
    10.11247/jssd.71.0_338
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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