女性に対するリバース型人工肩関節におけるonlay型とinlay型の比較

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説明

女性に対するリバース型人工肩関節におけるonlay型とinlay型の画像所見の比較と臨床成績の比較を行った.対象は,女性患者に対してRSAを行い,1年以上の経過観察を行った34肩で,onlay型(Zimmer Biomet社Comprehensive)が17肩,inlay型(Medacta社Shoulder System)が17肩である.評価項目は,画像所見としてlateralization shoulder angle(LSA)およびdistalization shoulder angle(DSA)を計測,臨床成績として術前,術後1年時の自動関節可動域,JOA score,Constant scoreである.2群間で身長,体重,平均年齢など患者背景に有意差はなかった.LSAは有意にinlay型が低値,DSAは有意にinlay型が高値であった.術後1年時の可動域は,屈曲,外旋,内旋角度は有意差なく改善し,外転角度のみ有意にinlay型で大きかった.JOA score,Constant scoreについて有意差なく改善した.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 48 (2), 469-472, 2024

    日本肩関節学会

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