強磁性 5<i>d j<sub>eff</sub></i> = 3/2 絶縁体 Sr<sub>3</sub>OsO<sub>6</sub> のX線磁気円二色性測定

書誌事項

タイトル別名
  • X-ray Magnetic Circular Dichroism Study of Ferromagnetic 5<i>d j<sub>eff</sub></i> = 3/2 Insulator Sr<sub>3</sub>OsO<sub>6</sub>

説明

本研究では、高温強磁性酸化物 Sr3OsO6 の電子状態を明らかにすることを目的として、Os L2,3 吸収端におけるX線吸収分光(XAS)及びX線磁気円二色性(XMCD)測定を行った。実験結果から、Os の軌道磁気モーメントがスピン磁気モーメントと比較して同オーダーの大きさを持つことが明らかになった。しかし、XMCD 総和則による推定では、Os の全磁気モーメントは SQUID 磁化測定の値よりもかなり小さかった。今後の課題としては、Sr や O の吸収端での XMCD 測定による磁気モーメントの観測や、サンプルの経時変化を低減させるための対策が挙げられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390302016256036224
  • DOI
    10.18957/rr.12.5.291
  • ISSN
    21876886
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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