令和6年能登半島地震津波による珠洲市の建物被害と浸水深の関係性評価

  • 郷右近 英臣
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科
  • 大平 尚輝
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科
  • 高橋 康朗
    中日本高速道路株式会社八王子支社 環境・技術管理部
  • 中野 森平
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科
  • 福田 勝仁
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科
  • 有田 守
    金沢工業大学 工学部環境土木工学科
  • 楳田 真也
    金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系
  • 二宮 順一
    金沢大学 理工研究域地球社会基盤学系
  • 越村 俊一
    東北大学教授 災害科学国際研究所

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF THE RELATIONSHIP BETWEEN BUILDING DAMAGE AND INUNDATION DEPTH IN SUZU CITY DUE TO THE 2014 NOTO PENINSULA EARTHQUAKE AND TSUNAMI

説明

<p> 令和6年能登半島地震津波において,津波により被災した珠洲市春日野・鵜飼地区,飯田地区,寺家地区の3地域を対象とし,建物被害調査と浸水深調査を実施した.それらの調査結果をGIS上で統合分析することで,その関係性について定量的・定性的な評価・分析を行った.その結果,建物被害評価では,現地調査や空撮画像の判読により津波浸水域内の建物1,557棟を対象に,流失・倒壊の空間分布を明らかにした.また,津波浸水深調査では,対象領域内の304地点の浸水深を計測し,その空間分布を明らかにした.また,春日野・鵜飼地区の建物被害データと浸水深データを対象に統計分析を行った結果,津波浸水深が170cmに到達した時点で10%,258cmに到達した時点で80%の建物が流失する傾向が明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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