超小型衛星を用いた月測位実証ミッションに関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on Lunar Navigation Satellite System Demonstration Mission Utilizing Micro-Satellites
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説明
<p>近年,Artemis計画に代表される月近傍や月表面,そして火星圏における持続的な人類の活動に関する検討や計画が国際的に活発になっている.現在このような活動を行うにあたって,通信及び位置情報取得のためには地球上の大型のアンテナを持つ地上局を利用する必要があるが,世界的にもこのような地上局の数は少ない.よって持続的な活動のためには,月通信及び月測位のインフラストラクチャーの整備が必要となる.現在JAXAを中心に検討されている月測位衛星システム(LNSS: Lunar Navigation Satellite System)では,GNSSの漏れ電波を用いて測位衛星の軌道時刻決定を行う構成になっている.この月圏でのGNSSによる軌道時刻決定をはじめとして,LNSSの実現には実環境上でなければ評価できない誤差要因や,未実証の技術が複数存在するため,実用システムの構築の前に実証ミッションによる検証が必要である.本稿では超小型衛星を用いて,この月測位実証ミッションを実現するための検討結果を紹介する.</p>
収録刊行物
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- 日本航空宇宙学会誌
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日本航空宇宙学会誌 72 (11), 389-395, 2024-11-05
一般社団法人 日本航空宇宙学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390302071848424960
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- ISSN
- 24241369
- 00214663
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可