アミド構造を有する結晶性エポキシ樹脂硬化物の物性

  • 梶 正史
    日鉄ケミカル&マテリアル㈱ 総合研究所 日鉄ケミカル&マテリアル㈱ 総合研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Properties of the Crystalline Polymer Obtained by Curingthe Epoxy Resin Having an Amide Structure

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説明

<p>アミド構造を持つエポキシ樹脂( DGBA) を 4,4’-ジヒドロキシジフェニルエーテル( DHDE) と反応させ</p><p>て得られる硬化物の物性を評価した。DGBA は202.9℃の融点を持つ結晶性の硬化物を与え,ジフェニレン</p><p>エーテル構造のエポキシ樹脂( DGDE) の硬化物の融点よりも 15.5℃高くなった。また,DMA測定における</p><p>DGBA 硬化物のTg は133.2℃であり,DGDE 硬化物に比べて37.3℃高い値を示した。さらに,ガラス状態</p><p>のCTE は2.7 × 10-5 °C-1 と大幅な低熱膨張性を示すとともに,熱伝導率は0.29W/m・K であり,ビスフェノー</p><p>ルA 型樹脂に対して1.45 倍の値を有していた。</p>

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