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- 大森 茉令
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 山本 貴和子
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 梅沢 洸太郎
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 平井 聖子
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 原間 大輔
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 萩野 紘平
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 松本 恭明
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 鈴木 大地
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 石川 史
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 豊國 賢治
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 福家 辰樹
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
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- 大矢 幸弘
- 国立成育医療研究センターアレルギーセンター
書誌事項
- タイトル別名
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- HOSPITALIZATION, EDUCATION, AND OPTIMIZATION OF TOPICAL THERAPY CAN LEAD TO THE EARLY DISCONTINUATION OF ORAL JAK INHIBITORS IN ADOLESCENT SEVERE ATOPIC DERMATITIS
- ニュウイン ニ ヨル キョウイク ト ガイヨウ リョウホウ ノ テキセイカ デ ケイコウ JAK ソガイザイ オ ソウキ ニ シュウリョウ デキタ シシュンキ ジュウショウ アトピーセイ ヒフ エンショウレイ
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説明
<p>アトピー性皮膚炎では,外用療法で寛解しない中等症以上の症例など一時的に全身性に投与する分子標的薬(生物学的製剤や経口ヤヌスキナーゼ[JAK]阻害剤)が必要な場合がある.しかし,外用療法がアトピー性皮膚炎の基本であり,外用療法が適切に確立され長期寛解が得られれば,分子標的薬の中止も可能となる.今回,思春期重症アトピー性皮膚炎に対して,入院による疾患教育,スキンケア指導,適切な外用療法によって寛解導入に成功し,併用していたJAK阻害剤を早期に中止し,以後外用のみのプロアクティブ療法で寛解維持が可能であった2症例を提示する.分子標的薬が中止できず治療管理に難渋する例も実際には多く存在するため,経口JAK阻害剤を中止することができた本症例を示すことにより,思春期アトピー性皮膚炎に対する適切な外用療法の教育指導が,分子標的薬の漫然とした長期使用を回避し,成人移行につなげる上で重要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 73 (9), 1168-1174, 2024
一般社団法人 日本アレルギー学会