日本語教育における「実践研究」の再考―日本語教育と学校教育の先行研究に見られる記述を基に―

書誌事項

タイトル別名
  • Rethinking “action research” in Japanese language education―Based on descriptions in prior research on Japanese language and school education―
  • ニホンゴキョウイクニオケル「ジッセンケンキュウ」ノサイコウ―ニホンゴキョウイクトガッコウキョウイクノセンコウケンキュウニミラレルキジュツヲモトニ―
  • ニホンゴ キョウイク ニ オケル 「 ジッセン ケンキュウ 」 ノ サイコウ : ニホンゴ キョウイク ト ガッコウ キョウイク ノ センコウ ケンキュウ ニ ミラレル キジュツ オ モト ニ

この論文をさがす

説明

日本語教育においては「実践研究」についての議論が行われてきたが,その定義について共通理解は得られていないという指摘が見られる。本研究では,日本語教育と学校教育の先行研究で示されてきた定義を整理して共通する要素を抽出し,日本語教育における実践研究の定義の再考を試みた。その結果,先行研究の定義に見られる実践研究の要素として【実践者自身】【実践】【批判的省察】【プロセス】【質的研究的アプローチ】が得られた。これらの要素を基に,実践研究を「【実践】の理解や改善を目的として,【実践者自身】が【質的研究的アプローチ】によって【批判的省察】を行い,『実践者一人ひとりの内側に生起する理論』の生成とその精緻化を目指す一連の【プロセス】」と定義することを提案した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ