RFIDタグを用いたリチウムイオン電池の検知方法に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Research on the Detection of Lithium-Ion Batteries Using RFID Tags
説明
<p>近年、廃棄物の回収・処理の破砕工程において、廃棄物に混在したリチウムイオン電池(LIB)の発煙・発火事故が増加している。廃棄物回収・処理中の火災事故の対策は、目視監視による混在したLIBの抜取り、発煙・発火の早期検知と自動消火システムの導入などが挙げられるが、主に火災発生後の事後対策に留まっている。本研究では、現在開発中のRFIDタグを用いた検知システムの実用化に向けて、人による検知結果のばらつきを調べるとともに、検知率を向上させるための金属円筒を用いた検討を行い、受信実験を行った。その結果、被験者5人全員がタグの有無を100%判別できたが、読み取りまでに1~4秒を要した。また、金属ごみや不燃ごみにタグが混入していても、金属円筒のようにごみ袋自体が金属で囲まれた状態であれば、受信強度が大きくなりタグの読み取りが可能になることが分かった。</p>
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 35 (0), 195-, 2024
一般社団法人 廃棄物資源循環学会